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2010年10月

2010.10.28

花梨の木

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染色の材料にと畑に植えた花梨が今年はたくさんの実をつけました(たぶん30個以上) 

赤ん坊の頭ほどもある実がかなりの高さから道路に落ちて割れてしまいます

少し高くなりすぎたようなので昨日は少し切り詰めることにしました 

枝は太さ別に分けて染色のために持ち帰ることに

今日はその枝で染めています 染色の結果はまた後日報告します

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2010.10.25

ぬしやさんの個展

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「使うだけのモノではなく、ただそこにあるだけで美しいモノでありたい。」

今年の夏の終わりに金沢を訪ねたおり寄せていただいた山中温泉にあるぬしやさんの個展 八木繁・茂樹父子漆コラボレーションが自由が丘 もみの木画廊で開催されています

昨日拝見させていただきました

漆の器やカトラリー 花器や壁面を飾るオブジェ アクセサリーなど様々な作品が展示されていました

花器には秋の草花がさりげなく活けられ あらためて漆のあたたかな美しさと親しさを再確認できる会場です 生き難い現代にこそこうした本当のモノの存在が不可欠なのではないでしょうか

展示は生憎今日が最終日 PM5時までです もしお近くの方がおられましたらご覧になられてはいかがでしょう

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漆のアクセサリーも身につけていると嬉しくなります

またお父様の八木繁さんは篠笛の演奏家でもいらしゃいます 会場には澄んだ笛の音が静かに響いています

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2010.10.23

竹筬

横浜のシルク博物館で行われている「試作竹筬と織布展」に行ってきました

筬(おさ)というのは機織りにはなくてはならない道具です 開口したタテ糸の間に杼によって渡されたヨコ糸を布にするべく打ち込むために使います 

機織りを表現する音のトントン カラリのトントンという音の部分が筬打ちを表現しています

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これらが竹筬です 今新たに作られている筬はステンレスやアルミ製のものがほとんどです

竹筬は長く分業でつくられてきましたが 筬羽の製作が停止した為 一時竹筬自体が製造停止の状態になっていました 

現在日本竹筬技術保存研究会(竹筬研究会)の方々によって復興への道を歩んでいます

竹筬は金属の筬羽に比べてしなやかで糸の節などにも引っかかりにくいと言われ 絶えさせてはならない手織りの道具だと思います 

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会場では竹筬の製造工程が詳しく説明されており 古い竹筬の診断もしていただけるということだったので 手持ちの古い筬を診ていただきました

持っている竹筬が使えるのであれば是非試してみたいと思い 二枚の筬の修理をお願いしました

出来上がってくるのが楽しみです

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手組みの筬の製造途中  

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2010.10.20

欅の台

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こちらの台は欅の作業台です

何年か前に欅の木を伐りだしているところに偶然行き当たったことがあり 分けていただきました

桜や杏や梅など木の枝をチップにして染材にするものはこの台の上で鉈を使ってチップにします

鰹節で出汁を取るとき 鰹節を丸のまま煮出してもうまく出汁がとれないように 木の枝もそのまま煮出しただけではよい染液がとれません

木の枝の中からいかにして色を引き出すことができるか 鰹節の荒削り位にチップにすればよいだろうか 樹皮と材とでは煮出した色はどのように違うのか 

染色の第一歩はそんなところから始まります

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上に乗っている果物は花梨 これも染料のために畑に植えましたが たくさん実をつけます 

ただ花梨酒にしてもあまり飲むことがなく 実をうまく利用できずにいます

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庭の柿がいつのまにか熟してきています

今年は夏の暑いときよりも今になって蚊が大発生しており 柿は収穫したいのですが 蚊の襲撃にあうのが嫌でまだ出来ずにいます

このままヒヨドリに食べられてしまうのか 意を決して果敢に収穫に挑むべきか…

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2010.10.18

染め時

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保存してあった栗のイガで染めたところまあまあ染まったので この秋拾った栗のイガで染めてみました

糸に色がぐんぐん吸い上げられてとてもよく染まります 栗のイガは採取後すぐの方が染まりつきが良いのでしょうか

右が媒染前 左が鉄による媒染後の色です 以前黒に近い焦げ茶が欲しくて色々試しましたが この栗のイガが今のところ最も思った色に近いように思います

イガが新しいうちに染めておかなくては…

魚や野菜は新鮮なうちに食べるのが良いように または食材には食べ時があるように 染め時というのが確かにあるようです

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2010.10.17

明るい白

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今年も庭の秋明菊が咲きました

背が高いのでいつも倒れてしまいます

キンポウゲ科で 菊の仲間ではなくアネモネの仲間

数種類の色があるようですが この白の一重が好きです 

その白は純粋な明るい白 

他の花色でこんなに明るい白は思い浮かびません

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2010.10.15

織り付け

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タテ糸は織る段階では予め決まっていて変更はできません しかしヨコ糸は自由に変えられます

織り始めてしばらくは織り付けと言って タテの糸の張力を安定させるのと同時にヨコ糸をどう入れるかをあれこれ試してみます

すぐに決まる場合もあれば なかなか決まらない時もあります 

だいたいは何かしらイメージがあって それに近づけるようにするのですが どうしても予想通りにいかず当初のイメージとかけはなれたものになってしまうこともあります

本番に入ると柄は変えられないので 織り付け分は別にとってあります

その度反省点はありますが なんだか愛おしい端布です

いつの日かこれらを使って何かつくることが出来たらと思っています

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2010.10.12

クロアゲハ

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外を見ていると どこからかクロアゲハ 

ひらひらと淡い色の影を落として飛んでいます

真昼の夢の風情

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同じ場所を何度も旋回していたので 近くに行ってみると

先ほどさっと降った雨水を飲みにきていたのでした

黒の中に瑠璃色の筋が美しい

 

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2010.10.10

砧打ち

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砧(きぬた)と言う道具をご存知でしょうか?

小説に「砧を打つ女」(李恢成)というのがありますが かつて砧を打つということがどんなことなのかずっと謎でした

上の画像が砧です 畳んだ布を平らなしっかりした硬い木や石の面に置き この道具で何度も満遍なく打ち据えることで布目が安定し光沢としなやかさが増します

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伸子張りで乾かした布を砧で打ってみました

砧は側面を使って布を叩きます 生憎布を置くしっかりした板状のものがなく 恐る恐る床の上で…

床下が空洞なのでドンドンとかなりの音が響きます ですからちょっと控えめにトントンと 布面を時々回転させながら出来るだけ均一に打ちます

布は柔らかさを増しドレープ感がでました 手をかけただけのことはあるものだと嬉しくなります

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2010.10.07

伸子張り再挑戦

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前回の伸子張りによる仕上げは 伸子の長さと細さ(張り具合)に問題があって 布の手触りは良いのですが 巾が少々縮んでしまいました

真夏の炎天下ですぐに布が乾いてしまい 耳がでこぼこにもなりました 伸子針を外すタイミングももう少し早い方が良かったようです

それでも布の手触りは捨てがたいものがあり 再度挑戦です

前より長くて太めの伸子針で張り 布が生乾きのうちに外してみました

結果 巾は製織中と同寸 長さは一寸位伸びていました

今回の広巾(男物)だと今日使った伸子針で良さそうです

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実物はもう少し焦げ茶がかっています

明日は砧打ちをする予定

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金木犀

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金木犀を庭から… 

たった一枝でもふっと香ります

花は小さくて目立たないため いつも突然に匂いで開花に気付きます

一番過ごしやすい季節 やってみたいこと やるべきことたくさん 

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2010.10.05

残糸整理

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狭い仕事場では ひとつのことを終えたらまず片付け 一反終えたら大掃除をします

機に糸がかかっているうちは丁寧掃除がし難いので 糸をおろした機は特に丁寧に埃をとって拭きます 

今日は好い天気 機の掃除や溜まってしまった木枠の残糸整理の一日でした

残糸整理 これは溜まると面倒になってしまいます ひたすら綛(カセ)あげ機という道具を回転させなければならず単調な作業だからです(画像はその様子)

それでもカセになった糸は美しく しみじみと見入ってしまいます 何度も染め重ねて深い色に染まった糸をみていると 大変な思いをして染めたのも報われます 最後まで何かに生かしたいです

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猛烈に暑かったこの夏 百日紅 夜叉附子 柘榴などで染めた残り糸 記録の紙をつけて保管します 

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2010.10.04

鏡花と蛇

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藜の様子を見に畑に行った時 辺りをちょっと散策しました

すると このあたりでは珍しく蛇に遭遇しました

金沢から帰ってこちら 泉鏡花に浸っているので その小説世界に出合ったような不思議な感覚になりました

鏡花の小説には時々蛇が登場します

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爬虫類苦手の方にはごめんなさい シマヘビ?

 

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2010.10.02

藜(アカザ)

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父のお友達が藜(アカザ)の杖をつくるのに我が家の畑に植えた苗 9月にはここまで成長しました

10本植えて 物になりそうなのは2本だけですが

先日刈り取り 今日取りにみえました

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以前に作られた杖を持っていらしゃったのですが 写真を撮っていなくて残念なことをしました

とても軽くて使いやすそうでした

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きれいなストライプの柄がありますが 乾燥すると薄茶色になって消えてしまうそうです

自然に生えている場所もあるそうですが 今まで気にしていなかったので 見落としていたのでしょうね 一年草が杖になるとは知りませんでした 杖としてはかなり古くから利用されていたようです

宿りけん 藜の杖になる日まで  芭蕉

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2010.10.01

目飛び!

今織っている着尺 九月一杯で織るつもりでした

昨日織り上がるはずが 最後の最後に目飛びを発見!

目飛びとは 糸の節や毛羽などでタテ糸の開口がうまくいっていないとき 杼でタテ糸を一本もしくは数本すくってしまうことです

すぐに気がつけば数本のヨコ糸を戻れば済むのですが 何故か布を織り前に巻き取った時に気付く時があります 光の加減かそれまでは見えなかった小さな目飛びの傷がある角度になるとキラッと光って見えるのです

今回は2寸程織り進んでしまっており さすがにがっくりきました 

足を踏みかえて戻るに従って タテ糸が毛羽だってくるため解きづらくなるからです

そんなときはカッと頭に血が上っているので 意地になって仕事を続けると 疲れるだけでかえって状況を悪化させてしまいます 

昨日中に織り上げるのは止めにして 今朝気持ちも新たに丁寧に戻っていくと ヨコ糸を切って抜くという荒療治をすることもなく きれいに回復できました

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画像は解く途中の杼です 

数色 数種類のヨコ糸をタテ糸を傷めないよう注意深く一越ずつ踏み木を踏みかえて戻っていきます 

管にきっちり巻けていない部分が解いていったヨコ糸 グリーンのマチ針のところまで戻ります あと少し… あと少し…

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