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2010.01.14

「流れる」

繰り返し観る映画の話が出たところで ひとつご紹介したいと思います

1956年 成瀬巳喜男監督 「流れる」です(原作は幸田文)

話は東京の花街にある置屋「つたの家」を舞台に展開します ですから主な登場人物はすべて女性です それを演じる女優陣のすばらしいこと! すべてにおいて他の人は考えられない程ぴったりと役にはまっています(語りだしたら止まらないのでここではあえて語りませんが…)

また場所が場所だけにほとんどの人がきものを着ていることも この映画を繰り返し観る理由になっています

つたの家にお手伝いとしてやってくる田中絹代演じる梨花(お春)のきっちりと襟のつまった利律儀そうな着姿 また置屋の女将である山田五十鈴演じるおつたの凛としているが粋で艶っぽい玄人の着姿 他の登場人物たちもその人格をみごとに着る形で表現しているところが 何度観ても飽きません 

映画は白黒のため きものの色は想像するしかないのですが それがかえって夢のように艶やかな芸者衆の姿を思い浮かべることになるのです

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