2018.12.09

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この数日はバラの枝を細かく切り それを煮出した液で染色しています

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煮出した液は琥珀色

そこから媒染違いで様々な色を引き出そうというわけです

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薄いベージュに染まった糸です

以前に染めた時はもう少し赤味があったように思いますが

今回は黄味が強いように思います

想像していた色とは違うこと多々あり

この辺りからいつも迷路に迷い込む 生木による染色です

欲しい色がある場合は尚更です

結局その時期 その植物の持つ色を素直に引き出すのが一番良いと近頃は思っています

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アルミ媒染で黄味のベージュ 灰汁媒染ではそれに少し赤味をたしたような肌色 

さらには鉄媒染を何度か繰り返しこっくりとしたグレーとも茶ともとれる色(画像) 透明感のある薄いグレーなどが染まっています

どれもはっきりと名付けるのが難しいような微妙な色彩です





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2018.12.07

バラの枝が届く

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バラの枝が届きました

送り主は京都にお住まいの中学時代の友人です

私の作品を通して植物による染色にも興味を持ってくださり 

「○○ちゃんの育てているバラでも染めることができますよ」とお話ししたところ たくさん送ってくださいました 

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彼女が丹精込めて育てていらしゃる植物

見事ですね

バラを始め様々な花が咲き乱れて良い匂いがしてきそうです

今回送ってくださったのはアイスバーグという品種だそうで 上方にアーチ状になっている白い花をつけたバラだと思います

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ちょうど今が剪定の時期だそうです

梯子に登っての作業はさぞかし大変だと想像します

手持ちの糸をかき集めて わくわくしながら早速染めにかかっています

染色の様子はまた明日

<花の画像は友人が提供・クリックすると拡大します>

 

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2018.12.01

洗い張り

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桜の枝や葉で糸を染めて織った着物



私の織るものは通常よこ糸に真綿の手紡糸をつかうことが多いのですが このきものは座繰り糸を主に入れています



真綿の糸使いの時よりも光沢があり 無地っぽいため 少しだけフォーマルな時にも着ています







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実は自分の布で仕立てた着物はほんの数枚しかありません



ですから一反目とこちらのきものはどれほど着たことか



展覧会の度にこの着物姿で立ち 会場での写真はほとんどその姿で写ってるほどです



先日やっと洗い張りに出すことができました



仕立てをしてくださった方に「ずっと着られるものですね」と言われて嬉しかったです







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2018.10.25

ありがたい!

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ある方のお宅に遊びに行くと 時々紙袋を手渡されることがあります

「いつもありがとうございます!」

ふわっとした袋の中身は 見なくてもわかります

料理で出た玉ねぎの皮を集めてくださっったもの

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幾度かいただいたものを使って 今日は玉ねぎの皮染めをしました

紡ぎ溜めていた糸を浸けると ぐんぐん色素を吸って柿色に変わります

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その後鉄で媒染し さらに染液に戻すと

緑味を含んだ茶になりました

この糸が何になるかはお楽しみです

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様々な方が気にかけてくださって 染色の材料が集まってくること

本当に嬉しく感謝しています

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2018.10.23

季節の移ろい

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秋が加速しています

例年美しく紅葉する家の前の公園の木々 今年は塩害で早々に茶色く枯れて散り始めました

そんな中でも庭のホトトギスの花は元気にたくさんの咲いています

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シュウメイギクは台風のため 葉の先が枯れてしまいましたが 何とか倒れずに花をつけました

繰り返し咲く季節の花に心が和みます

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ことのほか厳しかった今年の夏は きものはついに一度しか袖を通せませんでした

それでも汗をかいたきものをそのままにもできず

先日晴天の中 やっと洗うことができました

盥に浮かべたきものの柄 水に浮かぶ紅葉の葉っぱに 秋を感じます

夏の間に来るべき季節の柄を先取りする 

きもののそんなところが良いですね

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2018.10.05

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今年の秋は雨続き

それでも暑さが収まったため 染色にはとても良い季節です

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精練前の生糸

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昨日は精練

本日は染色をしています

このところ身辺が変化し 気持ちの上でも集中力が欠け 何事にも消極的な自分がいました

それでも少しずつ落ち着きを取り戻し

久しぶりに澄んだ心で 糸に向き合える気がしています

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2018.09.24

紅朽ち葉色

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玉ねぎの皮は非常に優秀な染料です

その上身近で手に入るところがありがたい

手前の着尺も玉ねぎの皮を煮出して糸を染め アルミと灰汁で媒染したもので織りました

無地に見えますが 濃淡の糸で 二崩し(網代柄の一種)を織りだしています

色名図鑑で似た色を探すと「紅朽ち葉色」というのが近いように思いました

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とてもお似合いの方に 縁あってお嫁入りしたこの着尺

お送りする前の記念撮影に 手持ちの更紗の帯を乗せてみました 

こちらは同系色の落ち着いた取り合わせですが

帯合わせの守備範囲は広いと思います

白っぽい帯で爽やかに 黒っぽい帯できりっと

お選びいただいた方のこれからに どうかお役にたつ一枚になりますように…

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2018.08.11

伯母のきもの

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きものに関わっているということで できるだけ自らがきものを着るようにしたいと思っています

まずは自作の布で仕立てたきもの 知人から頂戴したきものと着てきましたが

今回新たに94歳になる伯母のきものが仲間入りしました

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母の着物は私には少し小さすぎて 身丈・裄が足らないのですが

伯母は若い頃には私と同じ位の身長で たぶんそれほど手直しせずとも着ることが出来るはず

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何事にも丁寧な伯母らしくきちんと保管されていました

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中にはしつけ糸が付いたままのものもあり

なんとか着てあげなくてはという気になります

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いつかは作りたいと思っていた雨コートも

偶然手持ちの利休下駄に合いそうな色目 しかも大好きな矢絣

袖丈が合うかどうか確認が必要ですが 

ありがたく着させていただくことにしました

今回はほとんどが袷のきもの 連日の暑さでゆっくり合わせてみていませんが

涼しくなったら手持ちの着物や帯と取り合わせて

着物好きだった伯母の気持ちを引き継ぎながら

できるだけ出番をつくりたいと思っています

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2018.07.10

シンプルなカジュアルバッグ

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自作布で出来たバッグ

赤城の節糸を玉ねぎの皮や五倍子で染め 織った布で出来ています

和装バッグとしてはちょっと大き目サイズ

持ち物の多い私は通常の和装バッグだとサブバッグが必要になってしまいます

もう少しシンプルにすっきりいかないものかと常日頃感じていました

そこで今回お願いして 新たに型を起こしていただき 大容量サイズを作っていただくことに…

側面両方にチャックが付いていて 中央部はマグネットで開閉できるようになっていますので こまごましたものを分類して入れることができます

また持ち手も汚れにくいように本革にしてみました

底鋲も付いていますので 生地も傷みにくいと思います

カジュアルに持てるバッグです

 

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2018.06.20

梅雨の一日

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梅雨に入ってからもずり出し糸を作り続けています

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薔薇の枝葉で染め 鉄で媒染した色は雨のような色と思います

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指先で引き出しただけの原始的な糸は 玉繭のみから作っているためかなり節が多い

まだまだ着尺用には程遠い量

 

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2018.05.22

テスト染め

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庭のばらの枝や葉で朱里丸と言う玉繭を染めることに

以前蛹を取り出してあったものを使います

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テスト染めは量が少ないので料理をしている気分になります


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バラの枝や葉で染めているのにもかかわらず

なんとも花のような色

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鉄で媒染することによってグレー系に

今回は淡い淡い色です

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テストに少しずり出し糸にしてみました

絹らしい光沢と繊細な震えるような感じ

ずり出し糸は好きな糸です

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2018.04.22

ブルー系ボーダーストール

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二階の窓から見える木立は もはや夏の様相を呈しています

かつてはもっとゆっくり季節が巡っていましたが

近頃の季節の移り変わりは激しいように思います

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そんな中 ストールが二枚織り上がっています

白地にブルー系ボーダー柄のご注文

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画像はまだアイロン仕上げ前です

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いつもの真綿たっぷりとは違い 座繰りの節糸がメインです

さらっとした肌触りで 春先からよさそうです

張りがありますが 使ううちに柔らかくなると思います

<染材>藍・くさぎの実・コチニール・南天の枝葉

<糸>赤城の節糸・自作手紡糸・野蚕糸

 

 

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2018.04.02

バッグ二種

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繭の毛羽部分から紡いだ糸をミロバランの実で染め…

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それを赤城の節糸に混ぜ込み織った布からバッグが出来上がりました

大きな竹の持ち手とバランスを取るためにかなり大容量サイズになりましたが(開口部分の横巾は52㎝)

このバランス 自分では気に入っています

ナチュラルでラフな感じです

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こちらは一般的なサイズ感で すこしかちっとした仕上がりです

布は六通の九寸帯地として織ったもので 毛羽の紡ぎ糸を入れていない部分で シンプルバッグになりました

玉ねぎの皮と五倍子が主な糸染めの材料です

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マチは10㎝としっかりあるので それなりにたっぷりとものが入りそうです

内側は生平で ポケットが二つ付いています

口部分はマグネットで開閉できます

いずれも竹の持ち手がさわやかで これからの季節にも良いのではないかと思っています





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2018.03.08

茜ショール たて糸にも手紡糸

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茜のショールです

以前にも同じようなものを作ったことがありますが 今回はたて糸にも自作手紡糸を入れてみましたので少し質感が違います

糊をしっかりつけたのが功を奏したのか 手紡糸のたて糸使いは問題なく織り進められました

よこ糸は同じく自作手紡糸の三本引き揃えと座繰りの節糸を使っています

手織りならではの 糸の混合かと思います

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色糸も少し入れています

昨日はご注文いただいた方から無事に着いたと連絡がありました

こうしてつくり続けることができる幸せを改めて感じています

使うほどに柔らかくなる紬 末永く彼女を包み温める布である事を願っています

茜ショール

<染材>インド茜の根・玉ねぎの皮・ミロバランの実・梅の枝・五倍子

<糸>自作手紡糸・赤城の節糸・座繰り玉糸

画像をクリックすると拡大します

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2018.02.13

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たて糸を木枠に巻いて ショール用の糸を整経しました

たて糸に自作の手紡糸を使うのは初めてです

本当は全部手紡糸に挑戦したかったのですが 今回は糸が足りませんでした

色糸も混ぜたいということもあり 今回はたて糸に様々な種類の糸を使うことにしました

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ところが 太さの違う様々な種類の糸を混ぜたためと 手紡糸に付けた糊が濃かったため 張りが出過ぎて 大変整経し辛い結果に

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それでも何とか整経を終え

たて巻きを終え 機にあげました

これから問題なく織れますように

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«糊付け